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秋の始まり、夏の疲れは残さないように!

東洋医学では、季節は四季ではなく、五季(春・夏・土用・秋・冬)と考えます。

今年は8月6日で夏の土用が終わり、8月7日から立秋に入り、季節は秋になります。

暦の上では秋ですが、まだまだ暑さは続き残暑と言われます。

 

 

東洋医学では病気になる原因の一つに[外因]というものがあります。

 

これは体の外部から侵入してくる、暑さや冷えなど気候の変化のことです。

 

この時期、多くの方が猛暑や、クーラーの冷えで体力を消耗しています。

 

冷たい飲み物や食べ物を摂り過ぎていると、脾胃の働きが弱わります。

 

脾胃は消化吸収を通して、飲食物から気血津液という体のエネルギーを作ります。

 

この働きが弱くなると、夏バテ、元気が出ない、食欲不振、自律神経失調などの症状が出ます。

夏の疲れや脾胃の弱りをそのままにしておくと、秋になっても体調が優れない、体調を崩す原因になってしまいます。

 

お盆が過ぎた頃から朝晩が涼しくなり、秋を少しずつ感じることができますが、冷たい秋の風、寒気から身を守れず、風邪などを引きやすくなります。

 

秋は空気が乾燥します。肺は乾燥に弱いです。咳、鼻づまり、くしゃみなど呼吸器系の症状が出ます。

 

肺の働きが弱ると、全身に気を巡らす免疫機能が弱ります。

 


夏空の入道雲が、秋空のうろこ雲へとに自然に変化していくように、
ヒトのカラダも夏から秋に向かって変化しはじめてきます。


夏の疲れをしっかり取って、夏から秋に変わるこの季節を元気に過ごしましょう!


刺さないハリ [ていしん] を使用する経絡治療は病の原因を根本から解決する 体質改善・根本治療です。

 

体の自然なバランスを調整して元気を引き出します。

 


2018年08月07日

冬の始まり、生命力を高める季節!

今年は11月6日で秋の土用が終わり、11月7日から立冬に入り、季節は冬になります。朝、お布団からでるのが辛くなってきましたね。

 

この季節、目が覚めてもなかなかお布団から出られないのも無理はありません。

自然界は気温が低下、陽気が減少し、陰気がもっとも盛んな季節になります。

※東洋医学は万物を「陰と陽」に大別します。

樹木は枯れ落ち、生物は土の中に冬ごもりに入ります。

 

本来この時期は活動を停止し、じっと耐えて春を待つときなのです。

私たち人間も遅くまで寝ることが体に合っています。冬は睡眠時間をたくさんとりましょう。

 

冬は、ホルモンバランスや成長・老化をつかさどる「腎」の働きが弱くなりやすい季節です。
特に女性は冬の寒さから体を守ることが大切です。月経不順や不妊などの原因にもなりますので気をつけましょう。

 

東洋医学には「冬至養生(とうちようじょう)」といって、冬を利用して養生するという言葉があります。

植物が冬に力を蓄え、春に芽吹くように、人間も冬に生命力を蓄えることができます。


 

特に不妊や婦人科のトラブルを改善するには冬の過ごし方が大切です。

当院では、自宅でもできる「お灸」をお勧めしています。

冬にしっかり体を温めることで、生命力が蓄えられます。

院でお灸の仕方をお伝えして、 その方に合ったツボにしるしをおとりします。

 

体にエネルギーをしっかり蓄えて、春に芽吹く健康な体を作りましょう。
2018年11月07日

10月の養生小話

コロナに始まり猛暑に豪雨。今年は生活や心身のバランスが崩れやすいことが多かったですね。

少しでも日々がほっと穏やかに暮らせるようなお話ができたらと、今月から季節の養生話を書いてみることにしました。

10月は食べ物と氣の話です。

東洋医学では体の中を氣と血と水が巡っていると考えます。その中でも氣は体が働くために必要な生命エネルギーです。

鍼灸治療はツボを使って氣を増やしたり流したりしますが、お家で氣を増やしたい時はどうすればいいのでしょうか?

氣は、ほっとしたり、質の良い睡眠でも増えますが、主には食べたものから作られます。
そして秋は四季の中でも旬の食べ物が気を増やす力を持ったものが多いです。

例えば秋の旬であれば、栗、かぼちゃ、さつまいも、きのこ、山芋、ねぎ。それに米。

他にも牛肉、鶏肉、たまごや豆なども良いのですが、どれもたくさん食べると良いわけではないのでご注意。
生ではなく火を通すことで体を温める力と氣を増やしてくれます。揚げるよりは焼く、煮るがおすすめです。


なんか疲れやすいな、元気がでないな、という時によく噛んでゆっくり食べてみてくださいね。

おざき鍼灸治療院

 

 

 

 

 

 

 

2020年10月01日

11月の養生小話

ぐっと寒さが増し、山も色ずく季節になりました。季節の変わり目にはかぜをひきやすいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今月はかぜのお話です。

東洋医学で かぜ は自然界の邪気の一つである風邪(ふうじゃ)が身体に侵入することでかかると考えます。


冷たい風は暑い時にあたると涼しくて気持ちが良いですが、ずっと身体にあたっていると冷えてしまいますよね?


身体が耐えられる以上の風が身体に入ると、風が邪気に変わり風邪(ふうじゃ)になると東洋医学は考えます。


ある一定を超えると体に悪影響を及ぼすものが自然界にはあり、それを邪気と呼びます。
風邪(ふうじゃ)の他にも熱邪(ねつじゃ)、寒邪(かんじゃ)、湿邪(しつじゃ)など六種類の邪気があると考えられています。

風邪(ふうじゃ)は他の邪気とくっついて悪さをすることも多いので、かぜを引いた時は様々な症状が出るのです。


①さむけや頭痛などが特徴の寒(かん)のかぜ
②熱やのどの痛みなどが特徴の熱(ねつ)のかぜ
③吐き気や下痢などが特徴の湿(しつ)のかぜ
④咳や痰がからむのが特徴の燥(そう)のかぜ
のおよそ四種類があり、それぞれの症状に合った対処法を知ることが大切です。

かぜは風邪(ふうじゃ)の侵入によってかかるものなので、体力が落ち、抵抗力が落ちると侵入します。疲労や睡眠不足、不摂生はもちろん、ストレスや女性の生理時、出産後などにも注意が必要です。


かぜには睡眠が一番の予防法であり治療法です。あたたかくして布団で寝てくださいね。

 

おざき鍼灸治療院

 

 

 

 

 

 

 


2020年11月01日

12月の養生小話

今年はマスクをつけること、人と距離を保つことなど日常生活の当たり前がガラリと変わりました。
当たり前だったことが出来なくなったり、我慢をしたり、気にすることが増えると人はストレスを感じます。
適度なストレスは生きていくのに必要なのですが、過度なストレスは心とからだに影響を与えます。
特に影響を受けるのは心とからだの調節をしている“自律神経”です。

今月は 自律神経をととのえるお風呂編 です。

自律神経には昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類があります。
それぞれ内臓の働きや代謝、体温など他にもたくさんの機能をコントロールするために24時間働き続けています。

自律神経はお湯の温度が41度を超えると交感神経が優位になり、40度以下だと副交感神経が優位になります。

38℃~40℃くらいのぬるめのお湯は副交感神経が活発になり、緊張がゆるんで落ち着いた気分になります。
ぬるめのお湯にゆっくりつかることで、血の巡りが良くなり身体の芯まで温まります。1日の疲れを取りたい時や、からだが冷えている時におすすめです。

湯温が42℃を超えてくると交感神経が活発になり、脳やからだがシャキッとします。
眠気を覚ましたい時や、運動やスポーツを始める前には、5分~10分熱めのお風呂に入ることでスッキリします。ただし、就寝前は避けてください。入眠を妨げます。

注意事項として入浴時間が長いと血の巡りはよくなりストレスも減りますが、体力は消耗し肌が乾燥しやすくなります。
特に熱いお湯に長くつかると血圧が上がりすぎたり、湯船から上がる時に立ちくらみを起こしたりする可能性もあるので、お風呂から出る際は十分注意してください。

忙しいとついシャワーで済ませてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、今の時期こそあたたかいお湯につかって心とからだを休めてあげてくださいね。

 

おざき鍼灸治療院

 

 

 

 

 

 

 


2020年11月01日

1月の養生小話

あけましておめでとうございます。
2021年が始まりましたね。
昨年末からクリスマスに年末年始と食生活も睡眠時間も乱れやすいイベントが続きました。お正月明けに辛い思いをしないよう、出来ることで身体をととのえてゆきましょう。

今月は 自律神経をととのえる 食事編 です

自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあります。
交感神経は活動する神経といわれ、緊張状態や興奮状態を作ります。
副交感神経は休む神経といわれ、リラックスした状態を作り出します。
2つの神経のどちらかが優位になる状態が続いたり、どちらも低下したりすると、体のあちこちに不調が現れます。

特に夜更かしや不規則な食事や生活習慣、ストレス過剰などにより交感神経が過剰に優位になります。すると血流が悪化し、肩こりや頭痛、便秘や下痢、免疫力の低下など様々な症状が引き起こされてしまうのです。

では、失調した自律神経をととのえるにはどんな食べものが良いのでしょうか?

①GABA
GABAはチョコレートなどで名前を聞いたことがあるかもしれません。GABAはストレスを和らげ脳の興奮を鎮める効果がある成分です。体をリラックスさせる働きがあるため、交感神経優位を緩和し、自律神経のバランスを整えます。

発芽玄米、キムチ、納豆、じゃがいも、きのこ、トマトなど

②セロトニン
不安定な気分を安定させ、幸せホルモンとも呼ばれています。心を穏やかにしたり、睡眠の質を高める働きがあります。
セロトニンはトリプトファンとビタミンB6から合成されます。トリプトファンとビタミンB6、両方摂りましょう。

③トリプトファンが豊富なもの
たまご、豆腐、味噌、チーズ、乳製品、ピーナッツやバナナ、肉、魚など

④ビタミンB 6
鰹やマグロの赤身、鮭、サバ、サンマなどの魚類、玄米や小麦胚芽、胡麻やニンニクなど


他にも東洋医学ではイライラや憂うつなど自律神経の失調は、体内に余分な熱がたまったり、気の流れが滞ったり、減ったり、逆流したりすることで起こると考えます。
身体や脈、声や表情などを診て、何が原因で症状が出ているのか判断し、それからその方に合ったもの(漢方や食べ物など)をすすめます。

人は食べたもので身体がつくられます。
たまの贅沢や楽しむ時は思いっきり食べて楽しみ、弱っている時やととのえる時は身体を労わって優しくしてあげてくださいね。
本年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 


2021年01月05日

2月の養生小話

旧暦では今年は2月12日に新年を迎えますが毎日とても寒いですね。

今月は東洋医学で考える冷え対策です。
東洋医学では冷えのタイプを3つのタイプで考えます

①気が不足して温める力と冷えから守る力が低下している気虚(ききょ)タイプ
②血が汚れ、血の巡りが悪く全身温めることができない瘀血(おけつ)タイプ、
③体内のエネルギーを司っている腎の「気」が不足して温める力が不足している腎陽虚(じんようきょ)タイプ

どれか1つが原因のこともあれば全て当てはまる方もいらっしゃいます。

①の特徴は
夏のエアコンやクーラーが苦手
寒いのが苦手
お腹をさわると冷たい
胃がもたれやすい
汗をだらだらかく

①の方は冷たいものや甘いもの、くだものは控えて体温に近い温かいものを摂りましょう。

②の特徴は
睡眠不足である
ストレスをよく感じる
手足の先が冷える
生理痛がきつい
しみやそばかすが多い

②の方は睡眠時間をしっかりとり、ウォーキングなど全身運動がおすすめです。
また湯船にもしっかりつかりましょう。

③の特徴は
いつも疲れやすい
年齢に比べて白髪やシワが多い
腰や膝、足が冷える
顔色が悪く見える(黒っぽい)
尿がよく出るか出にくい

③の方は腹巻やレッグウォーマーなど下半身を温めましょう、睡眠不足も良くないです。
ふくらはぎや足裏を揉んだりするのも良いです。

どのタイプの方も睡眠不足は良くありません。夏は少し遅くなっても大丈夫ですが、冬は早く布団に入るのがおすすめです。

2021年02月01日

3月の養生小話

スギの花粉が舞いだす季節がやってきました。これから春を少し過ぎるまで花粉症の方は大変ですよね。

今回は東洋医学の花粉症対策です。

花粉だけではなく黄砂やPM2.5などアレルゲンも現れ、たくさんの方が悩まれていますね。

花粉症の方には主に4つくらい分けます。

①透明で水のような鼻水が流れ落ちる
くしゃみが1日に何回も出る
朝起きてからしばらくひどい
かゆみもある

②鼻づまりがひどい
無色~白色の少し粘る鼻水
くしゃみや鼻水がおさまっても鼻づまりが残る
かゆみは少ない

③粘り気のある黄色~翠色の鼻水
頭が重たい感じがする
鼻づまり
肌荒れもしやすい
のどが痛い場合も

④鼻が乾燥する感じがする
鼻づまり、頭痛、鼻が痛い、熱っぽい
匂いが分かりにくい
濃い色の鼻水

①と②は体が冷えて症状がおこっていると考え、③と④は風邪の症状にも近く体の中の熱が多いと考えます。

①と②の方は、花粉症の始めに多い症状です。体に水(むくみ)が多く、胃腸も弱ってきているので冷たいもの、甘いものは控えましょう。
体を温めると楽になることがあるのでシャワーではなくお風呂につかりましょう。
薄着にも注意をして、体を冷やさないようにしてください。

③と④の方は、ほぼ風邪の症状と似てきていて、体に熱がこもって、上に熱がのぼってきています。
消化の悪いもの(油物や刺激のあるもの)を食べると悪くなりやすいです。
足はよく温め、頭や鼻まわりは少し冷やしてもよいかもしれません。

花粉症などはアレルギーに体が過剰に反応している状態なので、どのタイプの方も食べ過ぎ飲みすぎで胃腸を弱らせたり、ストレスや過労、睡眠不足で悪化しやすいです。
どこまでいっても健康の基本は質の良い睡眠と栄養のある食事です。
辛い時は薬に頼り、症状が治まれば体を労わってあげてくださいね

2021年02月28日

4月の養生小話

だんだんと暖かい日が増え、新しい生活が始まる人も多い季節ですね。

今回は春の養生法です。

春は緑が芽吹き、花が咲く季節。
人間も自然と同じように過ごすことが良いとされています。
つまり春は頑張りすぎないこと、怒りすぎずのびのび暮らすことが大切です。

春に起こりやすい病として、集中力が無くなったり興奮しやすくなったり、皮膚病、胃腸の弱りなどがあります。

冬を越えて出てくる春野菜、特にタケノコ、レンコン、やまいも、ゴボウ、山菜などは灰汁が強いため人によっては湿疹が出たり消化不良を起こします。
旬のものだからと一度にたくさん食べるより少しずつ摂りましょう。

また、気温が上がることで急に血の巡りがよくなったり、朝夕の温度差で皮膚がかゆくなったり、風邪をひきやすくもなります。
適度な運動としっかり睡眠時間をとることが肝要です。

ちなみに春に食べると良いものは、酸味があるもの、香りがあるものが良いとされています。
にら、ねぎ、生姜、セロリ、キャベツ、カリフラワー、春菊、ほうれん草、あさり、イカ、柑橘類、いちご、キウイ等です。
身体が冷えやすい方は果物は減らし、温かいものを摂るようにして下さいね。



2021年02月28日

5月の養生小話

新緑の美しい季節になってきました。今年も我慢のGWと言われていますが、何でも我慢をすると心身のバランスは簡単に崩れます。

今日は東洋医学で考える五月病の話です。

五月病といえば やる気が出ない、食欲が落ちる、眠れない、頭痛、疲れやすい、イライラする、不安や焦りなどの初期症状。長引いてくるとうつ病に発展することもあります。
東洋医学では五月病は氣の疲労の病だと考え、大きく分けて二つのタイプがあります。


①新生活で氣を使ったり、氣を張ったりして氣を消耗する氣虚(ききょ)タイプ

②我慢を重ねたり、溜め込みやすくイライラする氣滞(きたい)タイプ


更に、ストレスや環境が変わったことで睡眠不足、暴飲暴食、運動不足などが起こりやすくなり、血が汚れやすく血流が悪い。胃腸に負担がかかる。など、悪循環により五月病が重くなっていったりします。


①の氣虚タイプはやる気が出ない、すぐ疲れる、クヨクヨしやすい、情緒不安定、体が冷えやすい、食欲が無い、軟便や下痢など。
氣が少なくなったことで起こる症状が多く見られます。

氣虚の方は氣が少ないことで胃腸も弱っているので、甘いものや冷たいもの、辛いものや揚げ物などは避けて。和食を中心にした食事が良いです。
疲れそうな事や人は避け、ひなたぼっこや、ゆったりした時間をとってください。


②の氣滞タイプはイライラしやすい、怒りっぽい、体がこりやすい、ため息が増えた、食べ過ぎてしまう、お腹がよく張る、頭痛、めまい、冷えのぼせやすいなど。
氣の流れがつまって起こる症状が多く見られます。

この方も甘いものや冷たいもの、アルコールや辛いものなどは避けて。柑橘類、みつば、にら、春菊、セロリなど香りが良いもの、酸味のある食べ物は巡りを良くしてくれるので良いです。
ウォーキングや散歩など足を動かすのも良く、お花やお茶の香りを楽しむなど五感を使うのもおすすめです。


氣虚タイプも氣滞タイプも睡眠が不足するのは良くないので、寝具や暖色の照明など寝室環境を整えたりするのも良いですよ。

2021年05月01日

6月の養生小話

まさか梅雨が五月のうちに始まるなんて驚きの月末でしたね。
梅の雨と書いて、つゆ。
中国の揚子江周辺では梅の実が熟す頃が雨期にあたり、そのことから
「梅」の字を使うようになったとされています。

今月はしとしとジメジメの梅雨を快適に過ごす養生法です。

梅雨がくるとぐっと湿度が上がりますが、この蒸し暑さは東洋医学でいう脾(ひ)、つまり胃腸を傷つけると言われています。
まわりに湿気が多いことでうまく汗をかくことができなかったり、湿気で身体が重だるく食欲がなくなったり。
胃腸が疲れやすくなることで水分代謝がうまくいかなくなってしまうんですね。
ですので梅雨の時期は水の代謝と胃腸の働きを良くするものが良いです。

きゅうり、キャベツ、人参、山芋、小豆、昆布、豆類、スイカ、きのこ類
香辛料(胡椒やシナモン、唐辛子など)
香味野菜(パクチーやシソ、ネギなど)
さば、あじ、しじみ、鶏肉、牛肉
もちろん旬の物は季節に合っているのでおすすめです。

あとは入浴はシャワーでは無くお風呂につかることでしょうか。
まだ身体が暑さにも湿度にも慣れていないので、汗をかきやすいよう運動したり、お風呂であたたまり汗腺をひらくのも季節に慣れる手段です。
睡眠は春夏秋冬の万能薬なのでぐっすり寝てくださいね。


2021年06月01日

7月の養生小話

梅雨明けも間近、これから本格的な夏を迎えます。
真夏日や熱帯夜が始まるとニュースなどで熱中症への注意を促したりしますね。
今回は東洋医学からみた熱中症対策の話です。

東洋医学では自然界の気候の変化が体に悪影響を与えると考えており、
夏の猛暑が体に与える悪影響を暑邪(しょじゃ)と呼びます。
暑邪が体にはいると、火照りや胸のむかつき、脱水症状といった熱中症のような症状がでます。
暑邪は心臓にも負担をかけるので血液循環を悪化させ、脳梗塞、心筋梗塞のリスクを高めます。
そして人によっては動悸、息切れ、イライラ、不眠のような精神症状をも引き起こすのです。

暑邪から身体を守るためには体に溜まった熱を冷ますこと、溜まった熱によって失われた水分を補うことが重要です。

①体に溜まった熱をさますには
よく言われるのが体を氷やアイスノンで冷やすことですね。首や脇の下は大きい血管が通っているので効率が良いです。

そして、大切なのは食事です。しかし冷たい飲み物や生ものに偏ると胃腸に大きく負担がかかります。
熱を冷ます食材を選び、消化が悪くならないよう調理をしましょう。

トマト、きゅうり、ナス、冬瓜、セロリ、ズッキーニ、大根、スイカ のような夏野菜は熱をさまし、潤いも補います。
ゴーヤ、ゴボウ、緑茶、 のように苦みのある食べ物は熱をさまし、心臓をいたわります。
他にも大葉、しじみ、いわし、ぶどう、山椒、しそ、パクチーなども良いです。

②定期的に水分を補うこと
のどが渇いたと思った時には、身体は脱水状態です。
冬場ならそれからの水分補給でもいいですが、夏場は遅すぎます。
しかし冷たいものを一気に飲みすぎると胃腸が弱ります。
水、お茶の温度はできれば常温がいいのですが、冷たいものを飲む時は
一気に流し込むのではなく、少し口に含んで口の中で温めてから飲むといいです。

普段の喉の渇きなら、水、お茶で十分ですが
汗をかいた時はスポーツドリンクを三倍に薄めて少し塩を加えて飲むとよいですね。(市販のスポーツドリンクは糖分が多すぎるため)

③室温の調節
エアコン、扇風機の利用です。室内温度28℃以下、湿度50~60%が目安です。
夏は適度に汗をかくのがよいとされます。冷房で冷やしすぎると汗をかけずに体内に熱がこもります。
涼しい朝や夕方に散歩をしたり、湯船につかり適度に汗をかいてください。






2021年06月01日

8月の養生小話

8月になり毎日きびしい暑さですね。
ちょっと動くだけで、顔、首筋、背中にあせがびっしょりですよね。
あせもなどの皮膚のトラブルで悩まされる方も多いと思います。

今日は東洋医学から見たあせもや皮膚病のお話です。

 

東洋医学では「皮膚は内臓の鏡」と言われています。
もともとの体質にも左右されますが、内臓、特に胃腸の機能が低下した時に皮膚のトラブルは現れやすくなります

日本の高温多湿の気候は体に余分な熱、湿(水分)をため込みます。
熱は皮膚を乾燥させ、かゆみをおこし、湿は皮膚をじゅくじゅくさせます。熱と湿が体にたまるとあせもや湿疹が出やすくなるのです。

そして夏はアイスクリーム、ジュースなど冷たい物、甘い物を取りすぎると胃腸は弱り、余分な熱と水分をさらにため込んでしまいます。

特にアトピー性皮膚炎が、悪化している方はこもった熱を冷ますことが重要です。

ゴーヤ、きゅうり、トマトなどの夏野菜
白菜、小松菜などの葉もの野菜を食べましょう。
こもった熱を冷ましてくれます。

チョコ、ケーキなど糖質の多いもの、スナック菓子やファストフードなど油分が多く味の濃いものは、熱と湿をこもらせます。

汗腺の調整力が弱ると熱と湿を外に出しにくくなります
朝、夕方の涼しい時間にウォーキングをして新陳代謝を高めましょう。
汗をかいたら、濡れたタオルでおさえてふき取とるか、シャワーで洗いながしましょう。
汗をそのままにしておくと、汗が皮膚を刺激して炎症を引き起こします。

ストレスも胃腸に負担をかけます。
胃腸が弱るとどんなにいい食べ物も効きにくくなります。
焦らずゆったりとした気持ちで取り組むことが大切です。

 


2021年08月03日

9月の養生小話

健康の基本は良い睡眠です。睡眠はからだとこころの回復を行う働きがあり、自律神経やホルモンバランスとも関係が深いです。
では質の良い睡眠っていったい何でしょう?

今月は睡眠のお話です。

朝起きて陽の光をあびると脳の中にある体内時計がリセットされ、メラトニンという物質の分泌をとめて体を活動するモードに切り替えます。
その後メラトニンは14~16時間後に再び分泌が始まり、時間と共に量が増え眠気を感じてくるようになります。

これが脳内で起こる睡眠のサイクルです。

メラトニンの分泌は主に光によって調節されるのですが、現代は夜も照明で明るく、テレビやケータイの明かりも強いので体内時計が乱れメラトニンの分泌が抑えられます。

これが睡眠覚醒リズムが乱れる原因となります。
更に加齢によりメラトニンの分泌量が減るので、実は思春期以降は減る一方なのです。

質の良い睡眠の為の7カ条

①夜寝る前にケータイやテレビ、光の強い物から離れる(光で脳を興奮させない)

②朝に起きて一定時間は朝日をあびる

③運動などは寝る3時間前までに終わらせる

④お風呂は寝る2~3時間前に入浴

⑤覚醒作用があるので寝る前の食事やアルコール、喫煙は控える

⑥暑すぎず寒すぎない適温の室温、湿度は50パーセント前後、睡眠を邪魔しない音と光の刺激の程度

⑦自分の体に合った寝具を使う

眠っている間に体はストレスや傷を癒し、細胞の新陳代謝なども行います。睡眠は毎日行う自己治療なので、睡眠時間を削ったりせず、大切にしてくださいね。
2021年09月01日

10月の養生小話

気候や温度が秋めいてきましたね。朝晩の寒暖差があるこの時期は、腰痛が多い季節でもあります。腰痛は皆さんも一度は経験されたことがあると思います。

今回は東洋医学からみた腰痛の話です。

病院で椎間板ヘルニア、狭窄症など外科的に診断される場合もありますが、検査をしたけど異常は無し。という場合も多くあります。
西洋医学では約80%の腰痛が原因不明とされていますが、
東洋医学では原因不明の腰痛でも原因を説明することができ、

主に4つのタイプに分けられます。

①冷えによる腰痛
特徴
下半身がむくんでいる
体が重だるい
温めると楽になる
動き始めが痛い

②血流の滞りによる腰痛
特徴
触れると硬さがある
夜間にうずく
ズキっとする痛み

③腎の機能低下による腰痛
特徴
膝足がだるい
激しい運動、労働後に悪化する

④炎症による腰痛
特徴
急性の腰痛
激しい痛み
さわると熱感がある


①は汗や気温、飲食で体が冷えて痛みがおこります。
秋は寒暖差が大きく体が冷えやすいです。
腹巻をしたり腰のまわりを中心に温かくして体の中も外も冷やさないことが大切です。
シャワーではなくお風呂につかりましょう。

②は血の流れが滞り、痛みを引きおこります。
同じ姿勢での長時間の仕事、運動不足、精神的ストレスなどが体を緊張状態にして血流を悪くさせます。
適度な運動、ストレッチをしましょう。
こちらもお風呂につかるのも良いです。

③東洋医学での腎は、単に尿をつくる所ではなく、生命力の源がつまっている場所です。腎が弱ると腰痛、足腰に力が入らない、骨が折れやすくなるなど下半身が老化します。
腎の働きを高める食べ物、うなぎ、いわし、黒豆、黒キクラゲ、にら、ゴマがおすすめです。
腰の当たりを毎朝さするのも良いです。

④は転倒して打撲した、急に捻った、大きな負担を腰にかけた場合におこります。
ぎっくり腰ともいいますね。
筋肉や組織に炎症が起こっいますので、最初は氷で冷やして、安静にしてください。経過をみて、少しずつ動いて、温めたりしていきます。


①②③は慢性の腰痛です。生活習慣、食事、適度な運動が大切です。
(安静にしすぎてもよくありません。)
④は急性の腰痛です。
まずは、安静にしてください。
全く動けなくなる場合もありますので、はやめに治療を受けられるのをすすめます。


どのタイプの方も、肌寒いなと感じたら重ね着やレッグウォーマー、腹巻きなど着用し。冷たい食べ物や飲み物は控えてくださいね。


2021年10月01日

11月の養生小話

11月に入り、日に日に寒さが増してきましたね。今年の冬は厳しい寒さになると言われています。
今回は東洋医学のめまいの話です。
寒くなるとめまいを起こす人は意外と多いのです。

めまいは、主に3つのタイプに分けられます。

①肝火上炎タイプ(ストレス過多によるもの)
特徴 グルグルと回転するめまい

  耳鳴り、頭痛をともなう
対策 深呼吸、ストレスをためない 
   香味野菜、柑橘類、ハーブがおすすめ

②気血両虚タイプ(脳への栄養不足)

特徴 フラフラするめまい

   立ちくらみ、疲れやすい、目がかすむ
対策 過労による脳の栄養不足です。まずは休養してください。
   レバー、羊肉、いちご、黒豆などがおすすめ

③痰濁タイプ(不要な水分がたまる)
特徴 回転性の強いめまい 
   吐き気 胃腸不調
対策 暴飲暴食、偏食が原因です。
   腹8分目、油っこいもの甘い物控える、適度な運動もよいです。

①②③のタイプに共通する、冬場に気をつけてもらいたいことは「冷え対策」です。

冬にめまいが悪化する原因は、血流が悪くなることです。 寒さは血管を収縮させ、脳や耳への血流を不足させます。
冬の外出時はマフラー、帽子などで耳をあたためてください。外と室内の寒暖差も思っている以上に負担になります。寝る前に寝室を暖めておくのもよいです。

 


最後にめまいの体操です。
北里大学で研究されている平衡訓練という方法です。

①頭を動かさずに眼前約50㎝の指標上の左右の点を交互に見て下さい。
② ①と同様に上下の点についても反復してください。
③片手を伸ばしたまま目の高さまで挙げ、手を左右に約30度づつ動かし、その先端を頭を動かさずに眼で追ってください
④ ③と同様に片手を上下に約30度づつ動かし、その先端を頭を動かさずに 眼で追って下さい
⑤頭を前後に約30度づつ屈曲、伸展してください
⑥頭を左右に約30度づつ回転して下さい
⑦頭を左側または右側に交互に屈曲して下さい
⑧仰向けの状態から座位へ、あるいは座位から仰向けの状態に体位を変換してください


2021年11月01日

12月の養生小話

今年も残すところ1ヶ月、なんだか気忙しくなり、とても寒くなりましたね。
今回は寒さが厳しくなると起こりやすい神経痛のお話です。
この時期は座骨神経痛で来院される方が多いです。

身体にはたくさんの神経が張り巡らされており、神経が何らかの原因で刺激を受けて生じる痛みを「神経痛」と呼びます。
お尻から足にかけてでたら座骨神経痛、
胸からお腹にかけてでたら肋間神経痛と呼ばれます。

東洋医学では神経痛のことを「痺証(ひしょう)」と言います。
痺は「つまって通じない」という意味です。
からだの気・血・水の流れが悪くなることで経絡(気血水の通り道)がつまり、痛み、しびれが表れます。


冬の神経痛は主に3つの原因があります。

①肉体疲労や精神疲労により体力が落ちて、自らからだを温められなくなる
②寒さによりからだの節々から冷え、冷えが全身に入る
③疲労や冷え、運動不足や睡眠不足などにより血流が滞り、ズキズキした痛み、引きつり感がでる


対策

①過労や気疲れをさけてください。
年末年始に予定をつめすぎないようにして、睡眠、栄養をしっかりとってください。暴飲暴食も避けましょう。

②身体を温めましょう。
神経痛は「冷やすと悪化」「温めると楽」なります。患部だけでなく、各関節も冷やしてはいけません。関節はツボが集まるところなので、冷えると気血が滞り神経痛がでやすくなります。
マフラー、腹巻き、レッグウォーマー、防寒保温に気をつけましょう。
シャワーではなくお風呂につかってください。

③適度な運動、ストレッチ
同じ姿勢をとり続けると、体の歪みや筋肉のコリなどが発生し、気血が滞り、痛み・しびれを引き起こします。30分以上同じ姿勢が続かないよう、ストレッチをしたり、座り直したりしてください。







2021年12月01日

1月の養生小話

あけましておめでとうございます。

今回は東洋医学からみたおせち料理です。

おせち料理は御節料理と書くのですが、元々は節会や節句の時に作られる料理のことをそう呼びました。
節日のうち最も重要なのが正月であることから「おせち」は正月の御節料理をさす言葉となりました。そんなおせち料理は冬の養生の知恵がつまっています!

東洋医学では冬は腎(じん)が重要だと考えるのですが、おせち料理は腎によい食べ物が豊富です。
東洋医学でいう腎(じん)とは腎臓という臓腑のことではなく、機能や働きのことを指します。
腎はホルモンバランスや老化に関係し、身体を温めたり寒さから身体を守っています。
冬は腎がよく消耗しやすいので腎を労る食材が豊富なおせちはとても理にかなっています。
黒豆、昆布、えび、栗、田作り、黒米、ナッツ類など。

縁起もよく効能もあるおせち料理、おすすめです!






2022年01月03日

2月の養生小話

2月4日に立春を迎えますが、徐々に寒さは和らいでも寒暖の差は大きいので体調管理には気をつけたいこの頃です。

今回は体調管理におすすめしたい、お灸のお話です。

お灸は今から2000年以上前に古代中国の北部が起源と言われていますが、それより前の古代インドやチベットを起源とする説もあります。
太古からある治療法だったのですね。

お灸はモグサ(乾燥させたヨモギの葉の繊維を精製したもの)を使います。
ヨモギは止血、増血、利尿、解熱、健胃、鎮痛作用のある薬草で、日本ではお饅頭やお餅にして食べたりお風呂にいれたりと身近なものです。

お灸をすえる=モグサを皮膚の上で燃やす。というと、とてもハードルが高く思えますが、
今はせんねん灸というシールがついた台座にモグサがのっているタイプのお灸があるので、自宅でもお手軽にお灸のセルフケアができます
台座にモグサがのっているので直接皮膚に火が当たることも無く、心地よい温熱を感じられます。

「温めるのならカイロでも良いですか?」と聞かれるのですが、カイロは身体の表面は温まりますが深部までは届きませ
防寒するにはカイロでもよいですが、お灸は深部まで温めるので、体質改善や痛み、冷え症などの悩みに対してはお灸の方が効果的です。

当院では治療効果を高めるためにその方に適したツボに印をつけ自宅でお灸をしていただいていますが、どこにお灸をすればいいか分からない場合は痛みや冷えを感じる場所にお灸をすると良いと思います。

ただし、妊婦さんや子供さん、もしくは病気や体質によってお灸をすえてはいけない場所もあるので、鍼灸師に診てもらうことをおすすめします







2022年02月03日

3月の養生小話

朝の光がだんだんとあたたかくなって春の気配を感じる季節になりましたね。
今日はそんな春の養生法です。

東洋医学では冬の寒さ(陰)が減り、春のあたたかさ(陽)が増えてくる春は、陰陽のバランスの変化により私たちの心身も影響を受けやすいと考えます。

気温が上がってくると共に植物も地中から芽を出すように、人間の氣や血も上に昇りやすくなります。
ですので、春は頭痛や花粉症、めまい、ふらつき、イライラ、肩こり、気分の落ち込み等の上半身に症状が出やすいです。

そうならない為には、上に昇る血や氣を停滞させずに巡らせることが大切です。
春に良い巡らせる食べ物は
春菊、セロリ、ほうれん草、アスパラガス、ごぼう、小松菜、たけのこ、菜の花、山菜類など旬の少し苦味のある野菜が良いです。
同じように旬の柑橘類も苦味と酸味があり良く巡らせてくれます。

あとは冬の停滞していたエネルギーが春の陽気と共に動き出すので、身体を順応させる為に散歩やウォーキング、ハイキングなどもとても良いですよ。
新しい生活が始まる方も多い季節、たくさん太陽浴びてしっかり寝てくださいね。






2022年03月04日

4月の養生小話

桜が花盛りですが、寒の戻りもあり、お花見には少し寒かったりもしますね。
今月は寒の戻りには気をつけたいぎっくり腰のお話です。

ぎっくり腰は腰や背中に突然起こる激痛で、全く身動きがとれなくなる場合もあります。重いものを持った時や、身体を急に捻った時などに起こりやすいのですが、心当たりがないけど急にぎっくり腰になったという場合も多いです。

ぎっくり腰は筋膜(筋肉を覆っている薄い膜)の損傷、炎症が主な原因と言われています。
東洋医学では筋膜は東洋医学での肝(肝臓)の機能と関わりがあると考えます。肝はアルコールや毒素を分解する他に、血を貯蔵して筋肉に栄養物質を供給したり、筋肉の収縮や弛緩を調節しているからです。

予防

①ストレスや疲労をためない。
十分な睡眠、入浴(湯船につかる)、気分転換、体を冷さない
肝は様々なストレスに弱く、精神的なものや寒暖差、温度差もストレスになります。

②血の巡りを良くする、適度な運動、ストレッチ
心当たりがなくぎっくり腰になる時は、運動不足などやコリで筋肉が硬くなり、硬くなった筋肉が急に引っ張られたり動くことで起こります。

③肝に血を蓄える食べ物を摂る
牛レバー、牡蠣、ほうれん草、しじみなどがおすすめです。

東洋医学では、そもそも春は肝が影響を強く受けると考えるので、肝の働きを高め筋肉の栄養不足を防ぎましょう

ぎっくり腰になった時の対処法

①安静 
発症して72時間は筋膜の炎症が続きます。
寝ている時も疼くので、痛みの少ない姿勢を探して安静にしましょう。横向きで寝て、クッションを膝の下に入れたり、背中を支えるとよいです。

②アイシング
炎症を起こしている痛みを和らげます。 
専用のアイスパックが無ければ、保冷剤や袋に入れた氷でもいいです。患部を15~20分冷してください。
その際は凍傷しないようタオルをまいて調節してください。

③無理をしない
痛みが落ち着いてきたら、少しずつ動きましょう。
入浴、マッサージ、ストレッチなどは炎症がおさまってからです。





2022年04月03日

5月の養生小話

新緑のきれいな季節になりましたが、朝と昼の寒暖差はまだあり体調管理が難しいですね。
今月は五十肩(四十肩)のお話をします。


五十肩は肩関節周囲炎とも呼ばれており、
肩に激しい痛みが現れて、腕を動かすことが辛くなり肩関節が固まってしまう症状です。
40~50歳に発症することが多いため、通称「四十肩」「五十肩」と呼びます。

東洋医学では、五十肩は「老化」ととも肩に血流が悪化した「瘀血(おけつ)」が停滞して「冷え」「過労」などのストレスがきっかけで痛みが起こると考えます。

予防

①老化
老化の症状は腎の衰えと関係しています。
腎は生命の原動力のことです。

腎を元気にする食材
旬の食材、魚介海藻、長いも、納豆、黒豆、黒ごま

②瘀血(おけつ)
痛みをひきおこす、血流の滞りです。
同じ姿勢での長時間の仕事、運動不足などが体を緊張状態にして血流を悪くさせます。
適度な運動、ストレッチをしましょう。

③冷え、過労などのストレスをためない
入浴(湯船につかる)、肩を冷さない、十分な睡眠


五十肩を発症した時の対処法
(症状は3段階で進行します)

①炎症期
肩関節に炎症が起こり、痛みの強い急性期です。安静時や就寝時にも痛みあります。

対策
痛みが激しい時は患部を冷やして炎症を抑え痛みを和らげます。
ストレッチやマッサージをすると炎症が悪化して、痛みが激しくなることがありますので注意してください。

②拘縮期
関節が硬くなる慢性期です。痛みのため肩を動かせる範囲が狭くなります。炎症期ほどの強い痛みはありません。

対策
無理のない範囲で肩を動かし、入浴をしっかりして肩を温めて血行を促進させることが症状の緩和につながります。
お灸をすえるのも効果的です。

③回復期
痛みが減少して、肩が少しずつ動かせるにようになります。

対策
肩を冷やすと、治癒するまで時間がかかります。冬だけでなく夏は冷房で肩を冷やす機会が多いため、カーディガンをはおるなど肩周辺を冷やないよう注意してください。



五十肩は自然治癒するとも言われていますが、
放置すると関節が癒着して動かなくなることもあります。
適切な治療を受けられることをおすすめします。
回復を早め予後も順調となります。





2022年05月06日

6月の養生小話

梅雨入りを控え、これからじめじめと蒸し暑い日がはじまりますね。
今月は不眠症のお話をします。
夏場は暑さで寝苦しくなりますよね。

東洋医学では不眠症を主に3つのタイプに分けられます。

①ストレスタイプ
ストレスは熱を生み、イライラ、からだのほてりを感じさせ、
悩みや不安など思考が止められなくなり寝つきにくくないます。
日中の気分転換、ウォーキングなどでリラックスしましょう。

熱をさます食材
レンコン、ゴーヤ、セロリ、レタス、春菊、グレープフルーツなどがおすすめです。

②血が足りないタイプ
血は十分あることで精神が安定します。不足すると気分が落ち込み熟睡しにくくなります。
眠りが浅い、悪夢をみる、何度も目が覚めるなどです。
目の疲労は血を減少させます。長時間のパソコン、スマホ作業には注意してください。

血を増やす食材
牛肉、レバー、かつお、ほうれん草、卵などがおすすめです。

③心(しん)の弱りタイプ
東洋医学で心は血液循環だけでなく、精神活動もコントロールします。
夏は心に負担がかかる季節です。寝苦しくなるのは暑さのせいだけではなく心が弱るからです。
暑さは我慢せずにエアコン・旋風機を使用して室温26~28℃、湿度50~60%に整えましょう。

心を補う食材
小豆、緑豆、ニンジン、牡蠣、あさり、ブドウ、なつめなどがおすすめです。


どのタイプの方も規則正しいリズムで生活することが大切です。
下の7つを意識してみてください

質の良い睡眠の為の7カ条

①夜寝る前にスマホやテレビ、光の強い物から離れる(光で脳を興奮させない)
②朝に起きて一定時間は朝日をあびる
③運動などは寝る3時間前までに終わらせる
④お風呂は寝る2~3時間前に入浴
⑤覚醒作用があるので寝る前の食事やアルコール、喫煙は控える
⑥暑すぎず寒すぎない適温の室温、湿度は50パーセント前後、睡眠を邪魔しない音と光の刺激の程度
⑦自分の体に合った寝具を使う(体に近い寝具は自然素材がいいです)











2022年06月07日

7月の養生小話

まさかこんなに梅雨が早く終わるなんて驚きの6月でしたね
そして暑い日が連日続いていますね。
今月は夏バテ対策のお話です。


夏バテとは「体がだるい」「食欲がない」「疲れやすい」といった夏の暑さによる体調不良の総称です。
高温多湿の夏の暑さは、気(エネルギー)、津液(水分)を消耗させます。
東洋医学では気や水分の不足を夏バテと考えます。

①気の消耗
夏は一番エネルギーを消耗させる季節です。汗とともに気が排出してしまうので元気、やる気を消耗して疲れやすくなります。
胃腸も弱るので食欲不振にもなります。

②水分の不足
目に見える汗だけでなく、不感蒸泄(呼吸や皮膚から目に見えない水分が蒸発)により水分不足になります。

夏は気と水分をチャージしましょう。
休息と水分栄養補給が重要です。

①休息 
睡眠は気を養います。
さらに早寝をすることで潤いの消耗を防ぎます。

②水分補給
常温、体温より温かい物
(体温より低い物を飲食するともとの体温に戻すためにエネルギーを消耗します)

③身体の熱さまし、潤いを補う食材
きゅうり、トマト、ゴーヤ、スイカ、キウイ、緑茶、豆腐、豚肉

 酸味のある食べ物
(汗のかきすぎを抑えます。食欲増進の効果もあります)
酢の物、梅干し、ラッキョウ









2022年07月11日

8月の養生小話

今年は梅雨の雨も少なく、ずっと暑い日が続いていますね。今回も暑い夏に大切な夏バテ対策です。

そもそも夏バテとは、体がだるい、食欲が無い、疲れやすいなど、夏の暑さによる体の不調の総称です。
では何故暑いと体調を崩すのでしょうか?
それは自律神経が深く関係しています。

人は暑さを感じると自律神経の働きで汗をかいて熱を発散して、体温を一定に保とうとします。
しかし、クーラーや冷たい食べ物や飲み物など、室内外の温度差や、体温を一定に保ちたいのに胃腸が冷やされたりする事を繰り返すと自律神経の働きが乱れてしまうのです。

自律神経が乱れると、体の調節機能に影響が出るので、下痢や食欲不振、だるさなど、夏バテの症状が出てくるのです。
また、発汗による水分やミネラルの不足、寝苦しさによる睡眠不足も、夏バテの原因になると考えられます。

そこで夏バテ予防策です。
室内と外の温度差が5度以上になると自律神経が乱れやすいと言われています。
エアコンの温度は気温を見ながら調節してみてください。
特に就寝時は体が冷えやすくなるので、ゆるめの長袖や長ズボンの着用もおすすめです。

また、冷たい飲み物や食べ物は胃腸に負担をかけてしまうので、常温や少しあたためるなど胃腸を冷やしすぎないように注意しましょう。
汗で無くしたビタミンやミネラルは食事から取るのが理想ですが、食欲が無い場合はスポーツドリンクなども使ってこまめに水分補給が大切です。
食欲増進効果のある香辛料や薬味などで工夫するのも良いですね。
カレー粉やスパイス、にんにく、ねぎ、生姜、ミョウガ、わさびなど。

ただ、食欲が無いからとそうめんやゼリー、アイスなど、炭水化物や糖質ばかりになるとタンパク質やビタミンミネラルが不足して悪循環になりますし、内臓が冷えて余計に夏バテしやすくなってしまうのでご注意を。








2022年08月05日

9月の養生小話

9月に入り残暑もおさまり涼しい風も感じられるようになりましたね。
今月は東洋医学からみた更年期障害のお話です。
秋は乾燥する季節、身体の乾燥は更年期には天敵なのです。

更年期障害は40代後半から50代半ばに加齢によって起こる心体の不調です。イライラ、不眠、疲労感、ほてり、めまい、など検査しても異常がないので人には理解してもらえないつらい状態です。


東洋医学では、
「女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢の時に節目を迎え、体に変化が訪れる」と言われています。
節目に変化するのが腎の機能です。
更年期障害はホルモンをコントロールする腎の機能低下と考えます。
女性は7年周期が変化して、49歳で閉経すると言われ、実際の平均も50歳ごろです。
その前後5年ぐらいが更年期とされています。


対策

①ホルモンをコントロールする腎を補う

おすすめ食材 
エビ、いか、ブロッコリー、長芋、黒ごま、レ、海藻、貝、味噌など

運動 
下半身の血行をよくすると腎に栄養がいきやすくやります。
ウォーキング、足踏み運動などで足腰を鍛えてください。

②身体を潤す
秋は大気が乾燥して身体も乾燥します。
身体の水分不足が、余分な熱を生み、ホットフラッシュで首顔が熱くなります。

身体を潤す食材
レンコン、長芋、ホタテ、白菜、白キクラゲ
白ごま、豆腐、豆乳


③血を増やす
血はホルモンを運びます。血が不足すると症状は重くなります。血を補いましょう。


おすすめ食材 
肉、レバー、カツオ、ほうれん草、小松菜


☆おすすめ料理
お味噌汁
大豆に含まれるイソフラボンは更年期障害の症状を軽減する効果があります。
豆腐、豆乳よりも味噌で食べる方が吸収されやすいです。

 


気分転換をして気持ちを症状から切り離して楽しみを見つけることも大切です。









2022年09月08日

10月の養生小話

秋の味覚といえば好きな人も多いであろう
芋 栗 なんきん
そんな秋の実りの栄養と養生についてです。

 


①芋
じゃがいも、さつまいも、やまいも、さといもなどたくさんの種類がありますね。
芋の主成分のでんぷんは加熱することで一部が糖質に変化し甘みが強くなります。
食物繊維、ビタミンC、ビタミンB1 、ビタミンE、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルも含まれていて疲労の回復や便秘にも良いです。
東洋医学では気虚の時に摂ると良いとされています。
気虚とは何となく元気がでない、ため息が多い、疲れやすいなどエネルギーが少ない状態を言います。
摂りすぎはお腹が張るので注意。

 


②栗
栗も芋と同じくでんぷんが主成分。たんぱく質も多く脂質は少ないです。ビタミンB1、B6、ビタミンC、カリウム、食物繊維も含み栄養があります。
東洋医学での栗は、体を温める力が強いと考えます。他にも胃腸の力を高めて「気」を補い、足腰の重さや腰痛を改善。
芋同様、気虚の時にも摂ると良いです。
生理を安定させ、生理痛を緩和する効果も。
摂りすぎは胃がもたれやすくなるので注意。

 


③なんきん
かぼちゃのことですね。
ビタミンE、ビタミンB1、B2、ビタミンC、β‐カロテン、カルシウム、鉄分、カリウムなどビタミン・ミネラル類を豊富に含んでいるのでとても栄養価が高いです。
東洋医学ではその栄養価の高さから疲労回復や虚弱体質の改善、便秘、気虚や冷え症、免疫力をアップするのに良いと考えられています。
他にも皮膚や爪、髪や肌、のどや粘膜にも良いです。
ただ糖質が多いので摂りすぎは太りやすくなります。

 


美味しくて健康にも良い秋の味覚、ぜひ、楽しんでみてくださいね





2022年10月01日

11月の養生小話

朝晩ともに寒くなり冬めいてきました。
今月は薬湯の話です。

薬湯と書くと、やくとう、または くすりゆ と二つの読み方が出来ます。日本では昔から薬草が生活と身近だったのですね。

今月は くすりゆ の薬湯の話です。
薬湯が日本に伝わったのは飛鳥時代。当時は蒸し風呂なので薬草を蒸して使っていたようです。
室町時代には湯舟に薬草をいれる今の薬湯が始まりました。
薬湯は主に生薬を使います。草花や薬草の葉、茎、根などをそのまま使ったり乾燥したり蒸したりした物です。

お茶としても飲まれているものは薬効成分も優れているので、薬湯でも使われる事が多いです。
どくだみ、よもぎ、ゆず、みかんの皮、びわの葉、柿の葉、桃の葉、しそ、生姜、うこん、クロモジなど。
花なども入浴施設で使われていたりしますね。ラベンダー、バラ、菊、カモミールなどです。

他にも薬草ではありませんが酒風呂や牛乳風呂、塩、米ぬかなども効能があるとされていますね。

薬湯は血行促進、疲労回復、冷え症改善、香りによるリラックス効果などたくさんの効能があるので、ぜひご自分の悩みにあった薬草を調べて試してみてください。
ただし、生姜や柑橘類の皮には皮膚に刺激があるのでご自宅で試される場合や入浴剤を試される時は充分に気をつけてくださいね。




2022年11月01日

12月の養生小話

12月に入り、急に寒さが増してきましたね。
この時期、就寝中や運動の際に足がつってしまう話をよく聞きます。
今回は足がつる(こむら返り)の話です。

こむら返りはももやふくらはぎに起こる痛みをともなった痙攣のことです。その原因は東洋医学的に主に3つに分けられます。


①血虚 血流の不足
血は筋肉に栄養を与えます。血が不足するとこむら返りの他にも目のかすみ、めまい、しびれ、息切れなども起こりやすくなります。

対策 ウォーキングなどの適度な運動、深呼吸
おすすめ食材 肉、レバー、ウナギ、山芋、牡蠣

②陰虚 潤い不足
陰は体に必要な水分を保つ力です。陰が少ないと熱がこもりこむら返りが起こります。手足のほてり、のぼせ、口がかわく、寝汗をかくのも特徴です。

対策 睡眠をとる、パソコンスマホを控える
   睡眠不足や目の使いすぎは陰を消耗します。
おすすめ食材 にんじん、ほうれん草、みかん、いか、白菜、山芋

③冷え 
冷えは筋肉を収縮させこむら返りを起こします。
手足が冷たい、温めてもなかなか温まらない、ほてり・のぼせるような感覚(冷えのぼせ)の方は要注意です。

対策  湯たんぽ、帽子、マフラー、腹巻、レッグウォーマー
頭には毛穴、首、足首などの関節には太い血管が通ります。頭や関節が冷えると体全体に支障がでます。冷え性の方は防寒保温に気をつけましょう。
おすすめ食材  しょうが、にら、ねぎ、にんにく、牛肉


冬場に特に気をつけてもらいたいのは③の冷えです。
シャワーではなく湯船につかるようにしましょう。
寝る前に寝室を暖めておくのもよいです。





2022年12月01日

1月の養生小話(2023)

1月は年末年始のお休みから生活リズムが乱れやすくなります。
今回の養生話は 生活リズムを見直すために大切な「養生」についてです。

養生とは「生命を養う」ことです。
病気を未然に防ぐことを未病を治すといいますが、東洋医学は養生で身体を労り、未病を防ぐことを大切にしています。

自分でできる主な養生法は
食養生、休養、運動法の3つです。

①食養生
食事には医療と同様に身体を癒やす力がある
「医食同源」という言葉があります。

少食だと気血不足して免疫力が低下します。
(気血は身体を巡るエネルギー・栄養のことです。)
過食だと内蔵に負担がかり、気血の流れが滞り
ます。
甘いもの、脂っこいもの、冷たいもの、辛いものなどの偏った食事も、様々な病気を引き起こす原因になります。

旬の食材には、身体を整える作用があります。
何を食べていいか迷うときは、旬の食材をおすすめします。


②休養 
過度な労働は気血が消耗します。精神的なストレスも様々な症状を引き起こします。 
 
リラックスできる時間、睡眠が必要です。
何もせずぼーっとすることもリフレッシュにつながります。
身体を温めることも大切です。
シャワーよりも湯船つかり温まることでリラックスでき、良い睡眠にもつながります。

③運動
体を動かさないでいると、気血を流れが悪くなり、内蔵の働きも低下します。適度な運動は体力を養います。

手軽に行えるウォーキングは有酸素運動になりり、気血の巡りが良くなります。
ヨガ、ストレッチなどもゆっくり身体を伸ばすことで滞った気血の巡りが良くなります。



旬のものをバランスよく食べて、
適度な運動を習慣にしてしっかり休養をとることが養生で大切なことです。





2023年01月10日

2月の養生小話(2023)

年齢とともに抜け毛、薄毛、白髪が気になってくるのは男女共通の悩みではないでしょうか。

今月はそんな髪のお話です。

東洋医学では髪は健康のバロメーターとしてみます。髪で何が分かるのかというと、血が身体に足りているかどうかです。

東洋医学では髪の毛は血のあまりと考えられていて、血に余裕があれば豊かな髪が生え、ツヤもハリも有ります。
逆に血が足りない場合は髪は薄く抜けやすくなり、ツヤもハリも無くなりぺたんとした髪になります。
血が足りない、少ない場合は髪の他にも肌のカサつきや爪のうすさ、目の乾きにも表れます。
特に女性は産後や毎月の生理でたくさんの血を必要とする為、男性よりも消耗しやすいです。
他に血が少ない、足りなくなる原因としては栄養不足、過労、睡眠不足、過度なダイエット、ストレス、長時間の目の酷使などです。

ではどのように血を増やすと良いのでしょうか。
人間は食べた物から血を作るので、食事はもちろん、血を作る為に胃を弱らせないこと、身体を冷やさないこと、適度な運動。そして何よりしっかり眠り血を綺麗にすることです。

血を作るのに良い食べ物、有名なところではレバーや牛肉、マグロ、カツオ、ブリやサバ、卵などですが。
実は今が旬のいちごも血を増やす食べ物としてはいいのですよ。
プルーンやブルーベリー、桃、クコの実などは間食として導入しやすいと思います。
他にも黒ごま、黒豆、枝豆、アーモンドなども血を補うのを助けてくれるのでおすすめです。
逆に油分の多いもの、冷たい物、お酒、消化の悪い物が多いと胃が弱り、血をしっかり作ることができません。

寒い冬こそ温かくて巡りの良い体をつくると、髪にも体全体にも良いですよ。




2023年02月15日

3月の養生小話(2023)

 

「春眠暁を覚えず」な3月になりました。陽気が心地が良い時はついうとうとしてしまいますね。
今月は東洋医学からみた早寝早起きの話です。

「早寝早起き」と聞くと如何にも健康に良さそうですが本当にそうなのでしょうか?

紀元前200年頃の中国で黄帝内経(こうていだいけい)という書物ができました。
この黄帝内経は素問(そもん)と霊枢(れいすう)という二部構成で、鍼灸の治療法や健康法が書かれています。

その黄帝内経の素問では、人間は春夏秋冬での養生法について書かれているのです。
原文は難しいので要約すると、

春は 遅寝 早起き
夏は 遅寝 早起き
秋は 早寝 早起き
冬は 早寝 遅起き

が良いと書かれています。以外にも早寝早起きが良いのは秋だけなのですね。というのも、これは日の長さと関係しているのです。

気温が上がってくる春と夏は日が昇るの早くなります、日が沈むのも遅くなり日が長くなるので早く起きて活動して遅く寝ましょうということですね。

秋は日が昇るのは変わらずですが日が落ちるのが早くなってきて、夜は気温も下がってくるので早く起きて早く寝ましょうということです。

冬は日が昇るのも遅く、日が沈むのも早いので終日気温が低い時期です。身体に無理の無いように日が昇ってからゆっくり起きて、早く寝ましょうということです。

中国最古の医学書でも睡眠の大切さが書かれているということは、人の身体にとっての睡眠はとても大事ということですね。






2023年02月27日

4月の養生小話(2023)

 

桜の満開と共に新生活が始まる4月になりましたね。今月はストレス解消、緊張緩和のための自律神経についてです。

新生活や新年度が始まり頭には刺激がいっぱいです。寝ることで自律神経は休まりますが、自律神経が乱れるくらいの心身のストレスがある時は眠れなかったりします。
 
東洋医学的にみても春は自律神経が乱れやすい季節です。
東洋医学の古典の医学書には春はゆったり過ごすと良いと書いてあります。

ポイントを要約すると

○過労、目の使い過ぎに気をつける。
○日が暮れたらゆっくりリラックスする。
○締め付けない、ゆったりとした服装をする。
○ゆったりした散歩で身体を動かす。

春は草木が枝葉を伸ばすように、身体もやる気もゆったり伸ばしてくださいね。


自律神経を整える春のおすすめ食材

○山菜
タラの芽、ふきのとう、うど、せりなど。
苦味は体内の毒素をデトックスする効果があります。イライラを抑え、自律神経を安定させる働きもあります。

○柑橘類
春の柑橘は、ストレスの緩和に役立ち、気持ちを穏やかにしてくれます。
鬱々するとき気分がすぐれない時におすすめです。




2023年04月03日