10月の養生小話
秋の味覚といえば好きな人も多いであろう
芋 栗 なんきん
そんな秋の実りの栄養と養生についてです。
①芋
じゃがいも、さつまいも、やまいも、さといもなどたくさんの種類がありますね。
芋の主成分のでんぷんは加熱することで一部が糖質に変化し甘みが強くなります。
食物繊維、ビタミンC、ビタミンB1 、ビタミンE、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルも含まれていて疲労の回復や便秘にも良いです。
東洋医学では気虚の時に摂ると良いとされています。
気虚とは何となく元気がでない、ため息が多い、疲れやすいなどエネルギーが少ない状態を言います。
摂りすぎはお腹が張るので注意。
②栗
栗も芋と同じくでんぷんが主成分。たんぱく質も多く脂質は少ないです。ビタミンB1、B6、ビタミンC、カリウム、食物繊維も含み栄養があります。
東洋医学での栗は、体を温める力が強いと考えます。他にも胃腸の力を高めて「気」を補い、足腰の重さや腰痛を改善。
芋同様、気虚の時にも摂ると良いです。
生理を安定させ、生理痛を緩和する効果も。
摂りすぎは胃がもたれやすくなるので注意。
③なんきん
かぼちゃのことですね。
ビタミンE、ビタミンB1、B2、ビタミンC、β‐カロテン、カルシウム、鉄分、カリウムなどビタミン・ミネラル類を豊富に含んでいるのでとても栄養価が高いです。
東洋医学ではその栄養価の高さから疲労回復や虚弱体質の改善、便秘、気虚や冷え症、免疫力をアップするのに良いと考えられています。
他にも皮膚や爪、髪や肌、のどや粘膜にも良いです。
ただ糖質が多いので摂りすぎは太りやすくなります。
美味しくて健康にも良い秋の味覚、ぜひ、楽しんでみてくださいね。