3月の養生小話

スギの花粉が舞いだす季節がやってきました。これから春を少し過ぎるまで花粉症の方は大変ですよね。

今回は東洋医学の花粉症対策です。

花粉だけではなく黄砂やPM2.5などアレルゲンも現れ、たくさんの方が悩まれていますね。

花粉症の方には主に4つくらい分けます。

①透明で水のような鼻水が流れ落ちる
くしゃみが1日に何回も出る
朝起きてからしばらくひどい
かゆみもある

②鼻づまりがひどい
無色~白色の少し粘る鼻水
くしゃみや鼻水がおさまっても鼻づまりが残る
かゆみは少ない

③粘り気のある黄色~翠色の鼻水
頭が重たい感じがする
鼻づまり
肌荒れもしやすい
のどが痛い場合も

④鼻が乾燥する感じがする
鼻づまり、頭痛、鼻が痛い、熱っぽい
匂いが分かりにくい
濃い色の鼻水

①と②は体が冷えて症状がおこっていると考え、③と④は風邪の症状にも近く体の中の熱が多いと考えます。

①と②の方は、花粉症の始めに多い症状です。体に水(むくみ)が多く、胃腸も弱ってきているので冷たいもの、甘いものは控えましょう。
体を温めると楽になることがあるのでシャワーではなくお風呂につかりましょう。
薄着にも注意をして、体を冷やさないようにしてください。

③と④の方は、ほぼ風邪の症状と似てきていて、体に熱がこもって、上に熱がのぼってきています。
消化の悪いもの(油物や刺激のあるもの)を食べると悪くなりやすいです。
足はよく温め、頭や鼻まわりは少し冷やしてもよいかもしれません。

花粉症などはアレルギーに体が過剰に反応している状態なので、どのタイプの方も食べ過ぎ飲みすぎで胃腸を弱らせたり、ストレスや過労、睡眠不足で悪化しやすいです。
どこまでいっても健康の基本は質の良い睡眠と栄養のある食事です。
辛い時は薬に頼り、症状が治まれば体を労わってあげてくださいね

2021年02月28日