8月の養生小話
8月になり毎日きびしい暑さですね。
ちょっと動くだけで、顔、首筋、背中にあせがびっしょりですよね。
あせもなどの皮膚のトラブルで悩まされる方も多いと思います。
今日は東洋医学から見たあせもや皮膚病のお話です。
東洋医学では「皮膚は内臓の鏡」と言われています。
もともとの体質にも左右されますが、内臓、特に胃腸の機能が低下した時に皮膚のトラブルは現れやすくなります
日本の高温多湿の気候は体に余分な熱、湿(水分)をため込みます。
熱は皮膚を乾燥させ、かゆみをおこし、湿は皮膚をじゅくじゅくさせます。熱と湿が体にたまるとあせもや湿疹が出やすくなるのです。
そして夏はアイスクリーム、ジュースなど冷たい物、甘い物を取りすぎると胃腸は弱り、余分な熱と水分をさらにため込んでしまいます。
特にアトピー性皮膚炎が、悪化している方はこもった熱を冷ますことが重要です。
ゴーヤ、きゅうり、トマトなどの夏野菜
白菜、小松菜などの葉もの野菜を食べましょう。
こもった熱を冷ましてくれます。
チョコ、ケーキなど糖質の多いもの、スナック菓子やファストフードなど油分が多く味の濃いものは、熱と湿をこもらせます。
汗腺の調整力が弱ると熱と湿を外に出しにくくなります。
朝、夕方の涼しい時間にウォーキングをして新陳代謝を高めましょう。
汗をかいたら、濡れたタオルでおさえてふき取とるか、シャワーで洗いながしましょう。
汗をそのままにしておくと、汗が皮膚を刺激して炎症を引き起こします。
ストレスも胃腸に負担をかけます。
胃腸が弱るとどんなにいい食べ物も効きにくくなります。
焦らずゆったりとした気持ちで取り組むことが大切です。