6月の養生小話

まさか梅雨が五月のうちに始まるなんて驚きの月末でしたね。
梅の雨と書いて、つゆ。
中国の揚子江周辺では梅の実が熟す頃が雨期にあたり、そのことから
「梅」の字を使うようになったとされています。

今月はしとしとジメジメの梅雨を快適に過ごす養生法です。

梅雨がくるとぐっと湿度が上がりますが、この蒸し暑さは東洋医学でいう脾(ひ)、つまり胃腸を傷つけると言われています。
まわりに湿気が多いことでうまく汗をかくことができなかったり、湿気で身体が重だるく食欲がなくなったり。
胃腸が疲れやすくなることで水分代謝がうまくいかなくなってしまうんですね。
ですので梅雨の時期は水の代謝と胃腸の働きを良くするものが良いです。

きゅうり、キャベツ、人参、山芋、小豆、昆布、豆類、スイカ、きのこ類
香辛料(胡椒やシナモン、唐辛子など)
香味野菜(パクチーやシソ、ネギなど)
さば、あじ、しじみ、鶏肉、牛肉
もちろん旬の物は季節に合っているのでおすすめです。

あとは入浴はシャワーでは無くお風呂につかることでしょうか。
まだ身体が暑さにも湿度にも慣れていないので、汗をかきやすいよう運動したり、お風呂であたたまり汗腺をひらくのも季節に慣れる手段です。
睡眠は春夏秋冬の万能薬なのでぐっすり寝てくださいね。


2021年06月01日