2月の養生小話
旧暦では今年は2月12日に新年を迎えますが毎日とても寒いですね。
今月は東洋医学で考える冷え対策です。
東洋医学では冷えのタイプを3つのタイプで考えます
①気が不足して温める力と冷えから守る力が低下している気虚(ききょ)タイプ
②血が汚れ、血の巡りが悪く全身温めることができない瘀血(おけつ)タイプ、
③体内のエネルギーを司っている腎の「気」が不足して温める力が不足している腎陽虚(じんようきょ)タイプ
どれか1つが原因のこともあれば全て当てはまる方もいらっしゃいます。
①の特徴は
夏のエアコンやクーラーが苦手
寒いのが苦手
お腹をさわると冷たい
胃がもたれやすい
汗をだらだらかく
①の方は冷たいものや甘いもの、くだものは控えて体温に近い温かいものを摂りましょう。
②の特徴は
睡眠不足である
ストレスをよく感じる
手足の先が冷える
生理痛がきつい
しみやそばかすが多い
②の方は睡眠時間をしっかりとり、ウォーキングなど全身運動がおすすめです。
また湯船にもしっかりつかりましょう。
③の特徴は
いつも疲れやすい
年齢に比べて白髪やシワが多い
腰や膝、足が冷える
顔色が悪く見える(黒っぽい)
尿がよく出るか出にくい
③の方は腹巻やレッグウォーマーなど下半身を温めましょう、睡眠不足も良くないです。
ふくらはぎや足裏を揉んだりするのも良いです。
どのタイプの方も睡眠不足は良くありません。夏は少し遅くなっても大丈夫ですが、冬は早く布団に入るのがおすすめです。