6月の養生小話
梅雨入りを控え、これからじめじめと蒸し暑い日がはじまりますね。
今月は不眠症のお話をします。
夏場は暑さで寝苦しくなりますよね。
東洋医学では不眠症を主に3つのタイプに分けられます。
①ストレスタイプ
ストレスは熱を生み、イライラ、からだのほてりを感じさせ、
悩みや不安など思考が止められなくなり寝つきにくくないます。
日中の気分転換、ウォーキングなどでリラックスしましょう。
熱をさます食材
レンコン、ゴーヤ、セロリ、レタス、春菊、グレープフルーツなどがおすすめです。
②血が足りないタイプ
血は十分あることで精神が安定します。不足すると気分が落ち込み熟睡しにくくなります。
眠りが浅い、悪夢をみる、何度も目が覚めるなどです。
目の疲労は血を減少させます。長時間のパソコン、スマホ作業には注意してください。
血を増やす食材
牛肉、レバー、かつお、ほうれん草、卵などがおすすめです。
③心(しん)の弱りタイプ
東洋医学で心は血液循環だけでなく、精神活動もコントロールします。
夏は心に負担がかかる季節です。寝苦しくなるのは暑さのせいだけではなく心が弱るからです。
暑さは我慢せずにエアコン・旋風機を使用して室温26~28℃、湿度50~60%に整えましょう。
心を補う食材
小豆、緑豆、ニンジン、牡蠣、あさり、ブドウ、なつめなどがおすすめです。
どのタイプの方も規則正しいリズムで生活することが大切です。
下の7つを意識してみてください
質の良い睡眠の為の7カ条
①夜寝る前にスマホやテレビ、光の強い物から離れる(光で脳を興奮させない)
②朝に起きて一定時間は朝日をあびる
③運動などは寝る3時間前までに終わらせる
④お風呂は寝る2~3時間前に入浴
⑤覚醒作用があるので寝る前の食事やアルコール、喫煙は控える
⑥暑すぎず寒すぎない適温の室温、湿度は50パーセント前後、睡眠を邪魔しない音と光の刺激の程度
⑦自分の体に合った寝具を使う(体に近い寝具は自然素材がいいです)